
モンテッソーリの教育とリトミックは共通点が沢山あります。
①日常生活の練習
モンテッソーリ教育の基礎である課目です。大人が行う日常生活のさまざまな動作をまねします。たとえば、ひも通しによる縫う練習、まゆばさみによる箸を使う練習、金属磨きによる磨く練習などです。日常生活の練習によって、お子さまは秩序立った体の動かし方を身につけるとともに、自立心や独立心を育みます。
②感覚教育
感覚を洗練させ、ものの考え方を身につけさせる教育法です。感覚教具は、「対にする」「段階づける」「仲間分けする」という3つの操作法が組み込まれています。代表的な教具は、円柱さし、音感ベル、ピンクタワーなどです。
③言語教育
言語発達を促す教育法です。絵と文字が書かれた絵カードや、文字を並べ替えて言葉や文章を作る文字カードを使います。語彙や文法、文章構成を学びます。
④算数教育
数の概念の基礎、十進法、簡単な計算を学びます。代表的な教具は算数棒やビーズなどです。抽象的、論理的な力が身につきます。
⑤文化教育
身近なものに触れながら、歴史や地理、生物、音楽について学びます。代表的な教具は世界地図パズルや時計などです。
モンテッソーリは、「子どもも働く存在」だといいました。子どもが働くのはお金や家族のためではありません。しかし子どもは「自分を創るため」に働かなければならないのです。
こどもがぎこちない動作でゆっくり、真剣にボタンを留めているとしたら、それは「遊んでいる」のではなく「働いている」=「お仕事」のなのです。
モンテッソーリ教育とリトミックの共通点
モンテッソーリ教育は、具体から抽象へという大切な柱があります。これは、リトミックも全く同じです。
目に見えない音、触ったりすることができない音を、具体的に自分の身体を動かしたり、教材を触ったりすることで、音を具体化していきます。そして、演奏することへと抽象化していきます。
また、子どもの生きる力を最大限に引き出すこと、生きていくうえで欠かせない意志の力を育んでいくことも、リトミックとモンテッソーリ教育の共通点です。
マリアモンテッテソーリは、リトミックを創案したダルクローズに学んだアンナ・マッケローニに音楽を依頼したとされています。そして、0歳から3歳の音楽の提示にはリトミックがよいとしています。音楽はお仕事と同様、毎日欠かせない大切なものという考え方なのです。
好奇心を刺激する教材を使用し、「教える」のではなく、「気づき」を大切にしながら感性を育て人間力を育成します。

料金
火曜日(月2回レッスン)
レッスン時間 11~12時
0~3歳グループ
4~5歳